粉体塗装(パウダーコーティング)ができるようになりました
今まで外注だったパウダーコーティングが、自社内でできるようになりました。
まずはこの塗装を知らない人のために↓
パウダーコーティング(粉体塗装)とは、塗料に水や有機溶剤を含まない塗膜成分だけの粉状塗料を使用する次世代の塗装方法です。 静電気で帯電させた粉状塗料をアースされた素材に吹き付けることにより、粉状塗料を静電気の力で素材の表面に付着させるので、パイプや網状の複雑な形状の素材にも均一で高性能な塗膜形成が可能です。
※塗装後、焼付け乾燥が必要です。
【パウダーコーティングのメリット】
•塗膜は高強度で、耐候性、耐食性、耐薬品性に優れています。
•静電気の力で粉状塗料が素材に引き付けられるように付着するため、熟練工でなくてもパイプや網状といった複雑な形状の素材にも、簡単に均一な塗装をすることが可能です。
•塗料に有機溶剤や水を含まないので溶剤の揮発や排水を汚すことが無く、作業員の有機溶剤による中毒の心配も無い環境にやさしい塗装方法です。
•豊富な塗料カラーバリエーション
という塗装です。
簡単にいうと、ガンコートよりは強度は落ちるが、塗膜が厚く綺麗に仕上がるという印象です。ウレタンよりも強いです。
強度のガンコート。見栄えの粉体といった感じでしょうか。
この塗装で一番重要な塗装ガンです。
ごついケースに入ってます。
で、これが塗料です。字の通り粉なんです。かなりサラサラで吸い込んだら体に悪そう。
早速ですが試してみました。錆び錆びだったサイドスタンド
をブラストします。
自分で塗ったので、塗装中の写真がありません・・・。
塗ると言うか、粉を振りかける感じでした。
何万ボルトだかの静電なので、たまにビリビリきたり、髪の毛が引っ張れたりしました(笑)
塗装後、190度くらいで約20分くらい焼きます。
そしたら、こんなに艶っとなりました。
自分で言うのも何ですが、初めてにしては素晴らしい仕上がり。
ただ粉ふりかけて焼いただけですよ。
ガンコートよりも多くの種類の色があるので、これからが楽しみです。
ちなみに、フレームでもエンジンでも焼き温度に耐えられる素材なら、何でも塗れますので、気になった方はお問い合わせください。
現在すでに多数のご依頼頂いてるため、お時間かかってしまうと思いますが、粉体導入記念特価でやらせて頂いてますのでご了承ください。
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